学園ネタからちょっと抜け出して正式ルート、初期クラウディアエンドのイベントで行ってみました。
弓兵から司を庇ったクラウディアのシーン。
治療を終えた後、いつものように笑顔で
「アタシなら大丈夫よ♪」
と言うクラウディアを見て自分の非力が悔しくて、苦しいのに無理矢理笑うクラウディアが悲しくて泣き出してしまう。
「何でクラウディアはいつも人のことばかり考えるんだよ!
俺のために傷ついたり、無理して笑ったり、そんなのちっとも俺は嬉しくない!
もっと自分のことを考えて欲しいのに…!」
泣きながらクラウディアに思いを告げる司。
そんな司の手をにぎり、涙を拭うクラウディア。
「アタシは、ただ司に笑っていてもらいたいだけなの。司の笑顔が好きだから。あなたの苦しむ顔なんて見たくないもの。
でも、結局あなたを悲しませてしまったわね」
クラウディアは、いつもと違う、悲しそうな笑顔でそう言った。
「悲しいんじゃない、悔しいんだよ!クラウディアがつらいのに、俺は何もしてあげられることができない!風の王とか呼ばれているけど、守られてるだけで俺は誰一人として守れていないんだ…!」
「何言ってんのよ」
そう言うと、クラウディアは司の頭を軽くなで、優しく抱きしめた。
「アタシは司にたくさん守ってもらってるわ。司が笑うと、つらい気持ちなんて吹っ飛んで幸せな気分になるもの。もっともっと頑張ろうって気持ちになるのよ。
だからお願い。もう泣かないで。アタシのことで泣いてくれるのはちょっと嬉しいけど、ずっとそんな顔を見てるとアタシまでつらくなってくるわ」
「クラウディア…」
司はクラウディアの腕の中で彼の名を呼んだ。
「アタシ、もっと強くなるわ。あなたを悲しませることがないように、あなただけじゃなく、アタシ自身も守れるくらいに」
「俺ももっと強くなるよ。皆に守ってもらうだけじゃなく、皆を守れるようになる」
「そうね。二人して強くなれば、アタシたち世界最強のカップルになれるわよっ♪」
クラウディアがいつものような悪戯っぽい笑顔でそう言うと、司はクスッと笑った。
「そういう冗談言えるくらいじゃ、まだまだ元気そうだね」
「あら、ひっどーい!アタシは冗談じゃなく本気でつっかーとラブラブカップルになりたいって思ってるのに!」
クラウディアが頬を膨らませてそう言うと、司は声をあげて笑った。
「つっかーはやっぱり笑顔が一番ね」
「クラウディアも、そういう笑顔の方がさっきより断然美人に見えるよ」
治療室の中は二人の笑い声で満ちた。
一方、替えの包帯を買ってきたファウルは、治療室の前で中に入るタイミングを伺っていた。
「まったく、何故僕があのオカマのために気を使ってやらなきゃならないんでしょうかね」
「そう言うなよ。たまにはいーじゃねぇか」
「あぁぁ司様に看病してもらえるなんて…!私だって、私だって司様を庇おうとしたのにあの時あのサーヴァントが私の邪魔さえしなければ私が…」
「フェミオ、ちょっとウルサイ」
打倒バロールへ向けて、彼等は今日も奮闘中であるのだった。
なんて妄想。
ながかったー!
長くてごむぇん!
しかもストーリーの流れからして、多分このイベント、ボツになるしね!
つーかクラつかイラスト、今までで二枚書いたけど、二枚ともクラウディア服着てないや。