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風よ君に告げよ

斑蜘ヨルと星野時雨の妄想日記です。

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  posted by at 19:27:57 │EDIT
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ソルエルもどき

  posted by 斑蜘ヨル&星野時雨 at 00:13:17 │EDIT
「あなたという方は、愚かな男ですね。バロール」


最期まで、人に騙され続けた男。
かつては、王族であり、
王になるはずであったあなた。


忌まわしいあの者どもの手によって闇へと封じられ、
そして、世界を破滅へと導くため、私に利用された。


あなたという男の一生は、いったい何だったのだろうか。



偽りの光を瞳に宿す私とは対象的に、
あなたの瞳には偽りの光すら宿さない。

憎しみ、恨み、復讐にかられた私に対し、
何の欲も、感情も持たなくなったあなた。



そんなあなたが、
何故私に力を貸したのだろう


「知っていたのでしょう?
私があなたを利用し、最終的にあなた自身がこうなることを」


か細い吐息で横たわり、今にも消えてしまいそうなあなたを見下すように私は言った。


「…ああ。知って、いた」
「知っていて利用されたというのですか。
本当に、愚かな人ですね」

あなたの横に腰をおろし、青白くなった頬に触れる。
次第に失われていく体温が、あなたの最期が近いことを教えている。


「それでも…おまえは…、闇、の中に居た、私を…再び光の元へと、呼戻し、復讐、という…汚れた道とはいえ、私に、生きる理由、を与えた」

途切れ途切れに、消え入りそうな声であなたは言う。

「…そして、その、ために…私は生き、戦い、普通の人の、ように死ぬことが…できる。
…それだけで、充分だ…」
「…そうですか」
「ソル、ディア。
私は…やっと、死ねる、の、だな…」


そして、あなたの息がとまった。



あなたを失った城は
あなたの後を追うように次々と崩れ落ちていく。


「本当に…何と愚かな…」



人にとって死とは恐ろしいもののはずではなかっただろうか。
だからこそ、私は憎いスピカの民どもへ殺戮を繰り返して来たというのに。

だが、あなたはどうだろう。
一度たりとも、感情を顔に表すことのなかったあなたが最期に見せたのは



何とも美しい笑顔





偽りだらけの中で生きてきた私。



でも、
どうか、この言葉だけは偽りでないことを願って


「愚かで、哀れな、我が親愛なる主、エルメイデスよ」





どうかあなただけは





「安らかに―――」






どうも星野です。
ソルディア×エルメイデスのつもりです。
わけわからなくなりました。
最終戦で、死んじゃったエルの元に、ふらりと現れるソルディアなイメージ。

ソルディアはさ、利用するつもりでエルに近づいたのだけど、唯一自分と似たような境遇のエルに少なからず親近感みたいなものがあったとかで。
だから、エルが司との戦いで死んじゃった後とかは、
何となく、悲しさとか寂しさではなく、空しさみたいなものを感じてくれればいいな~なんて。
そんな妄想。


何か不完全燃焼だわ~


そして、ソルもエルも髪もっさりだから描いててどっちの髪の毛かわからなくなってきたよ



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ウォル×ファウ

  posted by 斑蜘ヨル&星野時雨 at 20:13:49 │EDIT
雨が、降ってきた。


突然の夕立。
自室でやることもなく無気力に空を眺めるウォルフ。

(雨の日は暇だな)

ボロッカ復興のため、日夜働いていた、いや、体を動かしていないと罪の意識に苛まされる彼にとって、雨は、

(憂鬱だ)

しかし突然、ドアが開く音がする。

「すみません。ウォルフ居ますか?」

ウォルフが階下に降りると、ずぶ濡れのファウルがいた。

「うぁあー先生、びしょ濡れじゃないスか!入って下さい」

「ありがとうございます。薬を買いに行っていたのですが、突然降られてしまって…」

「そうだったんスかー。あ、頭拭いてあげますよ。」

ウォルフはタオルを持ってくると、ファウルの頭にぽんと置いた。身長が10㎝ほど違うので、ファウルにとってはやや屈辱的だった。

「なっ…自分で拭けます!」

「まーまー。堅いこと言わずに(笑)」

「…」

自分の眼下で大人しく頭を拭かれているファウルを見て、ウォルフは心臓が早くなるのを感じた。

普段からでは決して考えられない光景。


(顔ちっせーな)


気を紛らわそうと違うことを考えるも、どうしてもベクトルはそちらに行ってしまう。


いつもフワフワしている猫みたいな髪も、

暗くて冷たい目も、

男のくせに細い首も、

今まで意識したことなんてないのに、何故か意識してしまう。



(あぁ、きっと雨のせいだ)



ウォルフはそう思うことにして、普段は猛獣のように心に蓋をする彼の心の一端をなるべく見ないようにしてあげた。


きっと雨のせい。





――――――

…?




なんだこれ?
ファウルがどーしても受けくさくならなくて挫折。
敗北ですたい。



アルト×司

  posted by 斑蜘ヨル&星野時雨 at 02:34:05 │EDIT



「あー暇だなぁ。アルトー。何か面白いことないかな?」

「ん? ナンパでもしにいくか?」

「またナンパかよ。一人で行ってれば? 俺、ディオのところ行って来る」

「お、ヤキモチやいてんのか?」

「な、誰がそんなこと!」

「照れるなって」

「照れてなんかない!」

「よし、決まりだな!」

「何がだよ」

「暇つぶしだよ。何か面白いことないかって言っただろ?
 部屋の中で出来る暇つぶし。……やろうぜ?」




バッカじゃないの!!!??




星野です。
こんばんわ。
バッカじゃないの私!!!


今回はアルつか。
平和なひとときみたいな感じで、お互いの気持ちを確認しあった後の設定。
じゃれあいから、アレに発展する感じでどうでしょう(聞くな)
会話文のみでわかりづらくてごむぇんよにいちゃん。


私思ったんだけどさ!
アルつかって、シザヒュみたいな感じじゃないかな!?
こう、友達同士みたいな、兄弟みたいな、そんな関係の
発展上のカップリングだと思うのさ!
ね、ね!そう考えるとがぜん萌えるんだけど!!
普段は仲良しさんないい友達同士みたいな感じで、クラウディアとかに

「あの2人、仲が良くてうらやましいわぁ~v」

とか言われてるとかで。
フェミオ

「司さまにご友人ができるのは良いことですが……
 しかし、あの者の態度はあまり好めません!
 司さまに対して馴れ馴れしすぎます!」

とか言っちゃってさぁ♪

でもちゃっかり俺らデキてんだぜ、っていうね!
あまり考えなかったアルつかだけど結構イイカモ!


どうでもいいけどさ、このアルトの顔、キモくない?
何か頑張っても上手く描けなかった。
ごむぇんよ兄ちゃん・・・。

フェミオ×司

  posted by 斑蜘ヨル&星野時雨 at 13:02:02 │EDIT
彼は、
強くなってしまった。


頼りない、
細い肩に、
全ての命と力を背負い、


そして、
私達を、
いや、
私を置いていこうとしている。
まるで、









いつかの母のように。






フェミオルート編。


あのバロールとの戦いから数ヶ月あまり。
司は惨敗したことをきっかけとして、己に辛い修業を課せ、以前とは比べものにならないくらいの強大な力を手に入れた。
もはや、ガーディアンどころか龍形態のローウェンでさえ、まともな相手にはならない程であった。

皆この戦争には勝つと喜び勇んだが、
ただひとり漠然とした不安を抱いて生きているものもいた。


(きっと、この戦いが終わったら司様は生まれたお国に戻られてしまうだろう)





司がバロールとの戦いの為、皆に用意した七日間。
フェミオは司からの誘いで修練場に来ていた。
勿論フェミオではすでに彼の相手を務まるはずもなく。

(それでも私を選んでくれるのが、嬉しくて、)




痛い。




フェミオは一生分の勇気を使って司を自室に誘った。

彼のとっておきのお茶を司に出すと、出会ったころのあの司の笑顔に会えた。

それからは二人で思い出話をした。


「こんな世界すぐに抜け出してやる~って始めは思ってたよ」

「あはは。よかったです。すぐに抜け出せる世界でなくて!」


勿論小突かれた。


「ほんとにね、フェミオやディオやクラウディアや、沢山の仲間に会えて良かった」

「それは身にあまる光栄です。…本当に…」



(おわりのことばをおっしゃろうとしているんだ)



フェミオはそれ以上続けられなかった。
剣を握るとき以外でこんなにも震えるなんて、彼は自分を嗤った。


(忘れないよ、と、別れを告げるんだろう)



「フェミオ?」

美しい琥珀の髪と瞳が目の前に広がる。
フェミオは司を抱きしめて、
決して、
騎手たる者が口にしてはならないことばを口にしていた。


「戦争など、終わらなければいい」


司は驚きと、
怒りをこめてフェミオの腕を引きはがした。

しかし、
司はさらに驚いてしまう。



彼が、
泣いていたから。



「司様に会えない。戦争が終われば貴方様はご自分の祖国に戻られてしまう。貴方様のお姿を見られないならば、蔑まれてもいい。この戦争、終わらなければいいと願うでしょう」

フェミオは続けた。

「初めてお逢いした時から気持ちのどこかに戦争の終幕を望まない自分がいた。初めは、そんな自分を嫌悪すらしていたが、もう駄目です。貴方様を思う気持ちが言の葉になって溢れてきてしまう。なんて、なんて汚らわしい生き物なんだ…っ!!」


フェミオは、
母が死んだときに捨てた涙で一杯だった。
もう後戻り出来ない。
彼は開放感と罪悪感で眩暈を感じていた。

その時頬に少しひんやりした、司の手が当てられる。

「やっと言ったな」

フェミオは面食らった。

「やっと気持ちを伝えたな。素直に好きって言わないとこがフェミオらしいけど、気持ち、伝わったよ。俺はね、ずっと、フェミオのそのことばを待ってたんだ。好きだよ、俺も」





フェミオは、
そのあとはひとしきり泣いたり、好きと伝えたりしていた。



フェミオの自室の前ではディオとクラウディアが深いため息をつき、そして、笑って去っていった。





「いい?もし俺がいなくなっても、俺たちには心と想う力があるんだ。とおく離れてもいつでも俺はフェミオを想うよ」



「だから、どうか泣かないで」





――――


中途半端~。
こういう古臭い意味不明の文かいてるから駄目なんだ!悪い子めっ!

台詞苦手ヨルでしたー



クラウディア×司

  posted by 斑蜘ヨル&星野時雨 at 22:59:05 │EDIT
学園ネタからちょっと抜け出して正式ルート、初期クラウディアエンドのイベントで行ってみました。

弓兵から司を庇ったクラウディアのシーン。
治療を終えた後、いつものように笑顔で
「アタシなら大丈夫よ♪」
と言うクラウディアを見て自分の非力が悔しくて、苦しいのに無理矢理笑うクラウディアが悲しくて泣き出してしまう。


「何でクラウディアはいつも人のことばかり考えるんだよ!
俺のために傷ついたり、無理して笑ったり、そんなのちっとも俺は嬉しくない!
もっと自分のことを考えて欲しいのに…!」

泣きながらクラウディアに思いを告げる司。
そんな司の手をにぎり、涙を拭うクラウディア。

「アタシは、ただ司に笑っていてもらいたいだけなの。司の笑顔が好きだから。あなたの苦しむ顔なんて見たくないもの。
でも、結局あなたを悲しませてしまったわね」

クラウディアは、いつもと違う、悲しそうな笑顔でそう言った。

「悲しいんじゃない、悔しいんだよ!クラウディアがつらいのに、俺は何もしてあげられることができない!風の王とか呼ばれているけど、守られてるだけで俺は誰一人として守れていないんだ…!」
「何言ってんのよ」

そう言うと、クラウディアは司の頭を軽くなで、優しく抱きしめた。

「アタシは司にたくさん守ってもらってるわ。司が笑うと、つらい気持ちなんて吹っ飛んで幸せな気分になるもの。もっともっと頑張ろうって気持ちになるのよ。
だからお願い。もう泣かないで。アタシのことで泣いてくれるのはちょっと嬉しいけど、ずっとそんな顔を見てるとアタシまでつらくなってくるわ」
「クラウディア…」

司はクラウディアの腕の中で彼の名を呼んだ。

「アタシ、もっと強くなるわ。あなたを悲しませることがないように、あなただけじゃなく、アタシ自身も守れるくらいに」
「俺ももっと強くなるよ。皆に守ってもらうだけじゃなく、皆を守れるようになる」
「そうね。二人して強くなれば、アタシたち世界最強のカップルになれるわよっ♪」

クラウディアがいつものような悪戯っぽい笑顔でそう言うと、司はクスッと笑った。

「そういう冗談言えるくらいじゃ、まだまだ元気そうだね」
「あら、ひっどーい!アタシは冗談じゃなく本気でつっかーとラブラブカップルになりたいって思ってるのに!」

クラウディアが頬を膨らませてそう言うと、司は声をあげて笑った。

「つっかーはやっぱり笑顔が一番ね」
「クラウディアも、そういう笑顔の方がさっきより断然美人に見えるよ」

治療室の中は二人の笑い声で満ちた。

一方、替えの包帯を買ってきたファウルは、治療室の前で中に入るタイミングを伺っていた。

「まったく、何故僕があのオカマのために気を使ってやらなきゃならないんでしょうかね」
「そう言うなよ。たまにはいーじゃねぇか」
「あぁぁ司様に看病してもらえるなんて…!私だって、私だって司様を庇おうとしたのにあの時あのサーヴァントが私の邪魔さえしなければ私が…」
「フェミオ、ちょっとウルサイ」

打倒バロールへ向けて、彼等は今日も奮闘中であるのだった。






なんて妄想。
ながかったー!
長くてごむぇん!
しかもストーリーの流れからして、多分このイベント、ボツになるしね!

つーかクラつかイラスト、今までで二枚書いたけど、二枚ともクラウディア服着てないや。



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プロフィール
HN:
斑蜘ヨル&星野時雨
性別:
女性
職業:
保育士&OL
趣味:
妄想
自己紹介:
ヨル→眼鏡
時雨→コンタクト
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